
i-Construction
i-Construction(アイ・コンストラクション)とは、国土交通省が推進している「建設現場でICT技術を全面的に活用する取り組み」です。
2020年現在、建設業界全体でi-Constructionの平均導入率は37%ですが、弊社では既に100%を達成しており、他社のモデル企業となっています。
建設プロセスをすべて内製化して現場を一元管理
測量から検査までの作業工程の分業化が問題視されているなかで、弊社は作業工程のすべてを内製化しています。
全工程を内製化することによって、各工程間の情報伝達が迅速かつ正確に行われ、大幅に生産性が向上しました。
作業の流れ
FLOW
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STEP 01
SURVERYING測量
伐採、伐開後の地形情報を取得します。
地上型レーザースキャナーを使用し測量を行うことより、短時間で高密度な3次元測量が可能です。 -
STEP 02
DESIGN設計
発注のための施工量を算出します。
今までは手作業の平均断面法により算出を行っていましたが、現在は3次元測量データと設計図面の差分から切り土、盛り土などの施工量を自動算出します。
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STEP 03
CONSTRUCTION施工
ICT建設機械による自動施工を行います。
取得した3次元データにより、ICT建設機械を自動制御し、建設現場のIoTを実施します。これにより重機の日当たりの施工量が従来の約1.5倍に増加し、必要な作業員は1/3にまで抑えられます。
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STEP 04
INSPECTION検査
施工後の検査を行います。ドローンやレーザースキャナーによる3次元測量を活用することによって、検査に必要な書類が不要となり、検査項目が半減します。
本事業を行う背景と目的
- 最先端技術の導入による競合他社との差別化
- 労働生産性の向上
- 災害時における社会貢献
- ウィズコロナ時代の新たな働き方導入
- 環境配慮(サステナブルな社会への貢献)
建設ICTの取り組み
- 地上型レーザースキャナー [TOPCON GLS-2000] / 1台
- ドローン [Matrice 300RTK / Mavic 2 Pro] / 各1台
- ドローン搭載レーザースキャナー [LiAir V70] / 1台
- 小型レーザースキャナー [RN50] / 1台
- 3D点群処理システム [福井コンピュータ TREND-POINT] / 1台
- 転圧管理システム(Geo.PRESS) [NETIS 番号:KT-100006-A] / 3台
- ブルドーザ3Dマシンガイダンス [NETIS 番号:KT-100006-A] / 2台
- ブルドーザ3Dマシンガイダンス [アクティブソリューション製] / 1台
- バックホウ2Dマシンガイダンス(パワーディガー) [NETIS 番号:CB-110038-A] / 3台
- バックホウ3Dマシンガイダンス [NETIS 番号:HR-140026-A] / 5台
- 締固め度計測システム※ (BOMAG Evib-Meter) / 1台
※加速度計にて地盤剛性を計測することで、すべての表面の品質管理を行うことができ、作業効率化に貢献できます。